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2016年8月16日

WTS通信 151

WTS通信 151

野口晴哉先生

私は以前に、野口先生が健康保持会という
名称で健康指導していた頃の「全生」という
会報をまとめた古い本を入手したと
報告しました。

そこには非常に興味あることが
多々載っているのですが、その中の
1つをご紹介します。

今も変わらないのですが、カイロプラクティックや
オステオパシーにおいて、脊柱は身体における
柱であり、重要で、その歪みが身体に病気を
もたらすのだという考え方です。

まあ、オステオパシーの場合、
カイロプラクティックほど脊柱至上主義
ではありませんが。

昔、野口先生は、「整体」という名称を
あみだし、その当時の有名な先生方を集めて
色々と論議されていたようであります。

そこには、柴田先生の「足心道」あり、
高野先生の「高野流圧診法」など、
そうそうたるメンバーが参加されていたようです。

そして、その当時のカイロプラクターも
参加していました。

野口先生は整体操法の講義をされていた
ようですが、何かの事情で休まれた時に
代理の先生に頼んだようです。

そしてその事が、その会報に出ていたのですが、
珍しくそのことを非難されている文章がありました。

その代理講師はカイロプラクターでした。

その時に教えていた考え方が、脊柱の歪みに
対する考え方で、歪みに対しての治療は
カイロプラクティックの考え方であり、

野口先生たちが会議で、脊柱の歪みは
他所の原因により生じるものであり、
脊柱の歪み自体が第一原因ではない
ことが多くの先生の一致した考えであり、

そのカイロプラクターも同意していたにも
関わらず、教える時には全く違うことを
教えたことを、野口先生は正される
文章を書いて、整体における人体の
考え方を述べています。

それを読んで、私は「はあ~、そういう意味では
我がWTSがやっている、原因を見つけ、対処し、
それによって身体を正すという方法は、既に
何十年前に野口先生たちは分かっておられた
のだなー」と思いました。

ただし、NMRTにより、より細かく診ていく
のだという点においては、今の時代の我々の方が
進化していると言えるのではないかと思います。

というより、そこまでしないと現代人は
治すことが出来なくなってきてしまったのだと
思うと、複雑な気持ちですが。

何はともあれ、我々は前に向かって
前進せねばなりません。

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