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2016年5月28日

WTS通信 94

WTS通信 94

私はよく、治療前に後ろから
本人の歩く姿を観察する。

問診後は最初X先生にしてもらっていて、
私は見ていない。

ある女性患者さんの後姿を見て、
「あなたはこんな格好で歩いていますよ」
真似て見せる。

「先生、歩き方がおかしいのは
気が付いていました。右脚がしびれていて、
きちんと歩けない」というのを聞いて、

「あなたが悪いのは脚じゃなくて腰ですよ!」
と言い切りました。

さっそくNMRTでチェックする。

すると家の中の作業でやりたくないことを
やっているのが原因と。

NMRTで全部チェックすると分かるけど、
時間を取られるので、本人に確認する。
(もちろんNMRTで聞いてよいと出ている)

それで分かったのは部屋の片づけ。
特に高いところの重いものを動かすことと出る。

それはしないようにすると言って、
そのことを治療する。

歩いてもらうと、普通に歩けて、
脚のしびれも消えたとのこと。

私は腰も脚も全く触れず、単に考え方
行動を変えるイメージをしてもらっただけで
症状は消える。

本人に、「治すことが大事なのではなく、
何が原因で何をすれば再発しないかを
知ることが重要なんですよ」と伝える。

本当に治る、治すとはそういうことであり、
痛みや症状をその時消すことではないことを
改めて強調する。

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