ワールドセラピーシステム

エネルギー記憶 シリーズ・オステオパシー

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無理な力や外力が身体の組織に強く入り込む
とそれはまるで紙やアルミホイルに「しわ(線)」が
入り込むように、人体にも「ひずみ」として
刻み込まれて、痕を残すことがある。

 

その「ひずみ」がしっかりとれない限り、
身体はその本来の機能の正常に果たす
ことができない。

 

よく訓練された鋭敏な感覚を持つ
オステオパスはそれを見つけるであろう。

 

そして、それを非侵襲的方法で
リリースするであろう。

 

しかし、それがリリースされることと、
症状が良くなることは必ずしも一致しない。

 

長い期間その悪い状態を持ち、
その組織本来の機能性が失われて、
正しく活動が出来なかった組織が、

まるで長期間病気で寝込んでいて、
体力が落ちた人が回復し、活動を始めたときに、
以前のような活躍が出来なくて、リハビリを
しなければならないのと同じである。

 

つまり「治した」としても、その後に
その組織が持っていた本来の活動を
取り戻すような治療を必要とする
ということである。

 

人体は各機能が効率的に連動して
機能を全うする。

 

ゆえに、その弱っていた組織(チームメイト)が、
自分のいたサッカーチームの仲間と再び
チームワークよくプレーするための
練習をしなくてはならない。

 

治療においてもそのようなことがある。

 

治療者は悪いところを見つけ、単に
そこを治したから良しとするのではなく、
本来の機能性を回復するような治療技術も
持たねばならない。

 

それを「有機的結合」とでも呼んだらよいと思うが、
その必要性を知らぬ治療者も、その技術を持たぬ
治療者もいる。