今人類は人の手によって
生物を作り出そうとしています。
そしてそれは確実に進んでいます。
遺伝子組み換えの技術が恐ろしいのは、
それが自然の生物の遺伝子に悪い影響を
与えていくという考えからです。
今行われている合成生物学は、人間の
手により遺伝子を作り出し、生物を作る
という研究です。
これに対し、私は、「フランケンシュタインに
怪物」を作らなければよいがと不安です。
またそんなものが誕生してしまうと、
形態形成場にそのような情報が組み込まれ、
おかしなことにならなければよいがという
懸念もあります。
コンピューター・ウィルスをご存知でしょう。
このように1つの自然界にないものが
誕生してしまうということで、それが
どのように正常な生物界に異常をもたらしうるか、
誰にも分からないのです。
それは、生命の神秘や秘密が解き明かされて
いないためです。
私の恐れが現実化しないことを望みます。