ワールドセラピーシステム

クラニアルセミナー シリーズ・オステオパシー

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今回はクラニアルにおいて「触れる」とは
について講義をしました。

 

多分この領域を解説できる先生は、
日本にはほとんどいないと思います。

 

また実技においては「新しい頭頂骨テクニック」
の方法を教えました。

 

そして、今回一番のテクニックは、傾聴と
クラニアルガイドを用いた治療法でしょう!

 

このやり方ができれば、頭のどの領域に
対してもすべて治療可能となります。

 

また、脳の治療により、身体の疾患を治す
方法も、このやり方の応用でできることを
デモンストレーションして受講生に伝えました。

 

これを正しく行うことができれば、自分の
治療範囲(治療する症状の対象)が格段に
広くなるし、今まで治せなかったところも
治せるでしょう。

 

私の考えは、すべての情報の統括、コントロール、
情報の蓄積は脳にある。ただし、脳が休止状態に
あって受けた損傷は別ですが、脳を治療せねば
解決のつかないことになるという考えのもとに
開発したテクニックです。

 

つまり、身体のどこかに損傷を受けたとすると、
その時のどんな状態でどうすると痛いとかの
情報が脳にインプットされます。

 

その患部に対しての刺激が、その損傷部位に
変化を与えたとしても、脳が持っている情報が
そのことを受け取り変化しなければ、つまり
脳の認知が変わらない限りは、その痛みは
消せない、または脳が傷ついた組織に再構築、
再生、再形成の指令をそこに送らねば、
治らずということになる。

 

逆にこの方法ができれば、ファントム・ペイン
(幻肢痛)を変えたり、アスリートの身体の
違和感、軸ずれ、体感覚と意識の不一致を
変えることも可能となるということです。

 

また、再発する足首の捻挫や突き指を
繰り返す症状や、慢性疾患にも有効性を
持つかもしれません。

 

このように脳に対しての治療がどれほど
重要で大切かが分かります。

 

今後も脳に対するアプローチは開発して
いかねばなりません。

 

今のところ脳にはインパクションによる方法、
WTSによる方法、NBTによる方法、圧力
バランスによる方法、バイオダイナミクス
による方法、クラニアルテクニックによる方法
などがありますが、今回公開した方法を入れると
かなりの治療範囲がカバーできそうです。