ワールドセラピーシステム

感慨深い シリーズ・オステオパシー

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その子は小学生のころから治療に
来ており、今じゃ高校を卒業し、
仕事勤めをしています。

 

最初のころ、人の話を全く聞けず、
ベッドの上でも暴れていました。

 

その子は自閉症で、私の初めての症例であり、
どうなるか全くわかりませんでした。

 

しかし、その子の母親の根気強さゆえか、
しだいに変化をしだしました。

 

中学生のころにはおとなしく
ベッドに寝てくれました。

 

時に波があり、悪化、変わらずを
繰り返していました。

 

それでもだんだんと良くなっていくのが
分かりました。

 

私自身の治療法がどんどん変わって
いったこともあるでしょうが、無事高校を
卒業し、社会人になれました。

 

高校のころより、一人で高校に電車通学も
できるようになっていました。

 

今は月に1回のペースで来られていますが、
この前来られた時には、私がいくつかの
簡単な質問をして、すべて答えてくれました。

 

本当に難しい症例でも、やはりこれは
根気強く通い続けてくれるかどうかに
かかっています。

 

最近も、病院や一般の治療院では
とてもじゃないけど治らないだろうなと
思われる人が紹介で来ました。

 

私は最初から、しっかりと通うことを
条件に引き受けましたが、ほんの3か月
くらいで、その人は自らあきらめ、
来なくなりました。

 

私はこのように中途半端に終わることが
嫌なので、難しい症例の人が通うかどうか
というときに、「治せるかどうかなんて
分からない」「本人がそれでもしっかり
治す気持ちで通う気があるなら、どうぞ
予約を入れてください」とどの人に対しても
言います。

 

私はこれらの言葉は全く嘘偽りない気持ちで、
事実そのように頑張って通われた人には、
良くなっている人が多いです。

 

ですから中途半端な気持ちなら、「きっと
よくなります」「頑張って治療します」と
行ってくれる治療院に通われた方が
良いと思いますし、事実当院では
そのように伝えています。

 

最近も、「自分の子供がこういう症状だけど、
良くなるか?」と問い合わせが2件ばかり
来ましたが、そういう聞き方をしてくる
人こそ、全く治療に来た試しがありません。

 

難しい疾患の方は、よくよく考えて、
治療をどうするかを考えてから
当方に連絡してください。

 

私は言葉のマジックで、こんな人が
こんなに良くなったとかいうのが嫌いな人間です。