一生懸命に正しいことを、正しい手順で
進めていくと、あるとき突然にぽかっと
高いレベルに上がっていることがある。
そこで油断せず精進し、努力していくと
そこはまだ到達地でないことに気付き、
気を緩めないで、さらに進んでいける。
ここでしばらくのんびりしてしまうと
進歩はさておき、技術向上においても、
また疾患を治される立場においても
同じである。
「よくなったイコールそれでよし」
ではないことを肝に銘じておくべきだ。
油断、慢心こそ恐れるべきことである。
少し疑うくらいが良い。しかし、
疑いすぎるのは、進歩するうえでは
決して良くないと心せよ。