最近出版されたばかりの1冊の本を
紹介したいと思う。これは外科医の先生が、
手術のために参考にする本で、文章には
日本語、英語の両方が出ている。
この本を見ると、本当に脳は精緻なる器官
であることが良ーくわかる。
クラニアルをしっかりと学びたいと思っている
人にもお勧めだし、見ておいた方が良いと思う。
自分の手の下にある組織がどんなふうに
なっているか?イラストの解剖学の本よりも
何倍も参考になると思う。
ただし、英語が多いので、細かい解剖名称が
分かりにくい点が、医学生でない我々には
ちいときついので、ちゃんとした解剖学の本を、
さらに横において見る方が良いかと思う。
これほど脳を生々しく見られる本はない
ということで紹介した次第である。
どんなものでも、それを活かす器があるか、
ないかであろう。
その器にあらざれば、私の書いた本も無用の
長物となるだろうし、よく分かっている人ほど
その価値を分かってくれるのだろうと思う。