私が銀座に治療を開いていた時に教えて、
実家に戻って開業した先生が、
先週来てくれた。
最初のころは年賀状のやり取りをしていたが、
いつしかそれもしなくなっていた。
普段は私のところから巣立った先生のことを
考えることはない。
それははっきりと言って、そういうことを
考えている時間がないのだ。それほど
今の私の状態は忙しい。
周りから見たらそうは見えないかもしれないが、
いつも色々なことを多方面について考えている
ため、気持ちにゆとりがないのだろう。
だから、時たま休日があり、特に何も用事を
しなくて良いと、本当に心身が楽になる。
おっと、話がそれたが(私にはよくあります)、
銀座時代、私のもとで一生懸命勉強していた
先生も、今は一人前の治療者になったようである。
残念ながら、来てくださった時は、私は治療を
していて時間がなく、その先生も気を使い、
帰って行かれた。
また12月に東京に来るとのことで、
その時にまたこちらに来てくれるとのことで、
久しぶりの再会となる。
銀座で治療をしていたころとは、今の私の
技術は全く違うもので、あの頃の技術が
幼稚園クラスなら、今は大学院クラスに
なっているという感じである。
博士号を持って研究者になっているとか、
ノーベル賞を受賞したレベルとまでは
残念ながら言わない。
私はそんな天狗になるような気持ちは
ありません。世の中にはえてしてそのように
なってしまう先生も多いようですが、
私にはできません。