今はパソコンによって、古い本を
容易に入手できる時代ですが、
私が20代のころは、神保町に
出かけていき、足を使って
あちらこちらと古本屋さん巡りを
休日にはやっていました。
当然神保町以外の古本屋に行くために、
電車であちらこちらと移動し、さらに
歩いて探し回ったものです。
そのようにして手に入れたものは、
なかなか手放すことができません。
そのようにして、私は肥田先生の本を
多数入手しました。
おかげで「聖中心道肥田式強健術」の
原書は5冊持っています。復刻版は
20冊ほどでしょう。
このようにして最近、肥田先生の直筆の書も
入手できるようになり、時代の違いを
感じないわけにはいきません。
今当院には2つ飾っており、治療室の
場のエネルギーを大変高めてくれます。
その私も、今回初めての本を手に入れました。
それは「強い身体を造る法 川合春充著」です。
当然私は、この本の原書は数冊持っていますが、
なんと・・・
この本はコピーをし、それも両面コピーで、
きちんとハードカバーで製本され、
背表紙に本のタイトルが刻印されているのです!
製本だけでも、5000~1万円以上したはず
なので、手間とお金からしたら大変なもので
あったろうと思います。
しかも、手に入れて中を見ると、大変きれいな
状態でした。そこまでしてこの本を
手に入れたかったひとがいたのだなと、
それだけでも貴重な本だというものです。