ワールドセラピーシステム

形状と機能について シリーズ・オステオパシー

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オステオパシーでは、身体の形状より
機能の方を大事に考えている。

 

このことは以前にも言ったことである。

 

例えば胃下垂があり、それを治療し、本人が
確かに体調がよくなっても、形状がそれほど
変わっていないということはある。

 

問題は見てくれが悪くても、ちゃんと
働いてくれ、動いてくれたらOK.
一見普通に見えても、働いていなければ
ダメということである。

 

これは一般の人には理解しにくいことである
かもしれない。

 

形状が次第に変わるのには時間がかかる。

 

だから、O脚矯正とか、顔を小さくする矯正など
と言っても、すぐに変わるわけでもなく、また、
そうなったとしても、それは長く維持されないし、
もし急速に形状を、大きく短時間に変えたとしたら、
身体は大きな負担を受けてしまうので、
何も良くないのだ。

 

私がアメリカから戻ってきて、地方の方から、
治療を受けたいのだがという問い合わせがあった。

 

その人は難病を持ち、普通の治療院では
簡単に治せそうもない症状を他に幾つも持っていた。
そして当院に来れるのも月一回。

 

それでは私はすぐには良くならないと思います。
少し時間がかかることに納得して頂けるならお受けします
と伝えたところ、「すぐでないならいい」と
断られたそうです(私は電話に出ていないため)。

 

何度もいいますが、数回で難しい疾患をすべて
取り去ることのできる先生がいたら、
どうぞそちらに行ってください。

 

そして、もしそんなことができる先生がいたら、
1回の治療費100万円でも、世界中から
患者が来るし、その先生の治療を学びたいと
世界中から治療者が来るでしょうと。

 

残念ながら、そんな治療ができる先生が
いることを聞いたことは、私はありませんが。

 

お互い(私もあなたも)に余計な時間を
取られるだけなので、このように考える人は
どうぞ他の治療院に問い合わせをしてください。