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知らないことを知る

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「無知の知」

 

自分がいま、山のどのあたりにいるのか?
止まっているのか?
登っているのか?
それとも下山中か?

 

ある、癌について書かれた本の中に、
「癌を何十年と研究してきて分かったことは、
我々は癌について何も分からないことだった」
という言葉があった。

 

自分がセミナーに出て、「何て難しいんだ」
「自分は何も出来ない、知らなかった」と気付いて
「頑張る」と思った先生はよし。

 

身を引いてしまい、怖気付いて、
勉強を諦めてしまう。これは良くない。

 

しかし、私から言わせたら、もっと悪いのは、
外に出ることなく、今のままで良いという
「己を知らず」である。

 

上には上があることを気付きながら、
現状のままでいる人たち。

 

でも、この人たちより始末に負えないのは、
自分の状態しか見ず、外に出て勉強する
ということを考えもしない人たち。

もう、これは救いようがありません。

 

常に今に満足せず、より高い世界に進む
しかない。私は孤高で良いと思っています。

 

これはすべてについて言えるのでは
ないかと思っています。

 

今までやってきて、今が自分は高く登っている人。
これもやっかいです。

 

すでに自分で自分の限界を決めてしまうと、
もう下降しか残されてないのですから。

 

現状に踏みとどまろうと努力しているだけでは、
周りがどんどん高く上っていけば、結局自分が
同じところにいられても、結果として下がってしまう
ことになるでしょう。

 

何かのプロであるという人は、より高みを
目指すことは立派でも、すごいことでも
何でもありません。

 

それは当然のことなのです。
それをやらない人はアマチュアということです。

 

あなたは治療師ですか?
あるいは治療者ですか?
それとも治療家ですか?

 

私は世の中に、書道家、柔道家というのが
あるように、治療家でありたいと思っています。

 

つまり、道を究めていく人間ということです。