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インパクション・テクニック セミナーの感想文 及び 症例報告

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インパクション・セミナーありがとうございました。



インパクションセミナーは、
沢山の発想に満ちた、
非常に興味深いものでした。



普段の臨床が益々面白いものに
なっていきそうです。

セミナー初日終了後、仕事前に
スタッフ(31歳女性)が高さの合わない
施術台を使い腰を痛めたようで、
前屈が全くできないようでした。


うつ伏せで教わった
背骨へのインパクションと、

テストで割り出した
メジャーの股関節へのインパクションを行うと
通常通り前屈でき、驚いていました。


2人目の方(40代男性)は、
右肩の挙上制限が、
抑制テストで割り出した
右腸骨へのインパクションでなくなり、

普段あまり質問してこない
寡黙な方なのですが、
何をやったのか聞いてきました。


3人目の方(40代男性)は、
右脚のSLRが上がらず、
傾聴すると右腸骨の制限が強く、
それは肝臓からきているようでした。


肝臓にコンタクトし、
感情と添加物が強く反応し、
それらにインパクションすると

肝臓の体壁反射は弛み、
右腸骨の制限もとれ、
右脚のSLRも左と同じく
上がるようになりました。


みなさん、一瞬で変化が出て
楽になることに随分驚かれていました。


2日目のセミナーが終わり、
3名の方をみましたが、

特に印象的だったのが、
親知らずの手術をしてから(全身麻酔)
口元に痺れが残ってとれなくなった
50代女性の方です。


最近、痺れが強くなったようで気になり、
それと同時に右肩の制限が強くなっていました。

口元の痺れの位置は三叉神経で、
病院でもそう言われたようですが、
痺れのある部位の
制限組織を特定していくと、
副神経の制限で、5年前に感じた
病気に対する恐怖心が関係していると特定し、
インパクションしました。


インパクションすると、
肩の可動に制限がなくなり、
口元の痺れが9→1程で、
ほんの少し違和感を覚えるくらい
になったようです。


インパクションのセミナーでは、
沢山施術のヒントを頂いた気がします。

まだ初級にも関わらず、
独創的な内容ばかりでした。


田尻先生はセミナー中、
施術を仕事にしていない参加者に

「今回の内容だけでも人体一通りみれて、
カイロの熟練者より上等な施術ができる」

というニュアンスのことを明らかに
おっしゃっていましたが、頷けます。


触診技術さえあれば、
リリースは細かく制限をみなくてもでき、

更に構造問題だけではなく、

メンタルや毒素などによる
制限もリリースされるので、
構造問題に対する手技の探究に
終始している臨床家は
初学者に簡単に抜かされてしまうでしょう。


インパクション上級の内容も
デモンストレーションされていましたが、

また今回の内容とは随分赴きが
違うように感じたので、非常に楽しみです。



S・T 先生(整体師)