ワールドセラピーシステム

ベーシックセミナー

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長いキャリアを持つ先生で、最近
「治りが悪くなった」とか「効果が
以前ほど上がらなくなった」と
感じている先生。

その多くは治療家としての気持ちの
あり方、および基本の劣化です。

「技」とは深化させていかなければ
なりません。

同じところに留まっていては、自分が
気付かぬうちにレベルダウンしています。

そしてそれに気づかないで、
今まで通りと想い、レベルの高い
セミナーを受けてしまいます。

するとどのようなことが起こるでしょうか。

「このテクニックは難しい」と思うか、
ひどいと、「このテクニックは自分には
向いていない」とか、「たいした効果の
ないテクニックである」とか、ふざけた意見を
言うようになります。

そうなる前にもう一度、自分の基礎力を
磨き直す必要があると思います。

今回のセミナーでも、基礎力が
足りていない臨床年数の長い先生が
私にさんざんダメ出しされていました。

私ははっきり言います。

「ここでいっぱい恥をかいて下さい。
治療現場で患者さんを治せないよりも
何倍もいいです」

自分はベテランなんだと思うのも結構。

しかし、もう一度自分を見つめ直しきることが
大事ではないかと思います。

私は出来ていないことを見つけ、
どんどんそれを指摘します。

自分の出来ないことを言われるのは
嫌でつらいことです。

しかし、そんなくだらない見栄や
プライドを捨てることの出来る人のみが
より高みを上がっていけるのだと思います。

いま続けてベーシックセミナーに
出てきている人たちは、そんな勇気を
持っている人だと思います。

多くのセミナーは、基本なら
それだけを教えます。

出来た気になった人をそのままにします。

私はダメと指摘します。

私はまた、基本の先にあるものは
何かも教えます。

基本の上に全てがあるのです。

そして、基本が高まると、どんなことが
出来るかもやって見せます。

だから私のベーシックを受けられた
先生は、基本を大事にしようと考えて
くれると思います。