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フルクラムについて

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フルクラムは、解釈が実は大変難しい。

フルクラムはオステオパシーの世界では
良く使われる言葉なので、一般的には
支点という意味になるのですが、これは
バイオメカニカルの解釈です。

バイオダイナミクスでいうフルクラムは
全く違う意味を持つと考えてください。

そして、私が今までセミナーで言って
きているフルクラムも、バイオメカニクスの
考えに基づいたフルクラムです。

今回BDFTのセミナーフェーズ1において
その点を明白に説明します。

BDFTで述べるフルクラムは、
バイオダイナミクスにおける
フルクラムということになります。

ニュートラルバランスが扱っている
対象としているフルクラムは、
バイオメカニクス上のフルクラムであります。

とある先生の報告に出てきたので、
ここで少しだけ解説します。

ニュートラルバランステクニックは、
形状を治すためのテクニックではありません。

もちろん形状も治すのですが、フルクラム
によって正しく機能できなくなった
身体機能及びエネルギー活動の
妨げを正常化するために構築された
テクニックです。

であるから、身体の構造バランスが修正され、
エネルギーのバランスも修正され、
正常化されるのです。

私ははっきりと、インパクションテクニックも
ニュートラルバランステクニックも、FATも
今までにない手技テクニックであると
断言しています。

ニュートラルバランスで素晴らしい効果を
出しているという報告は何人かの先生から
頂いており、普通のオステオパシーでは
起こせないような効果(当然カイロプラクティック
は無理)が出ています。

今度フェーズ3のニュートラルバランス
テクニックを行った後、少しお休みです。

脳のテクニックが入っていますが、これも
脳組織の為の治療というよりも、脳機能の
治療と考えてください。

できるだけ多くの治療者が、これらの
(インパクションやニュートラルバランスなど)の
テクニックをマスターし、難しい疾患に
対応せられんことを望みます。