ワールドセラピーシステム

D.O.のレベル

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私がD.O.達の治療を見ていて気付いたのは、
やり方は何であれ、治療が終わった時に
ベッドから起き上がるときに、そのまままっすぐ
起き上がっていたことです。

「あ~あ、せっかく良い治療をしても、
あの起き方じゃ台無しじゃないか!」と思っていたのです。

それを同じように起きようとしたので、「ストップ!」

「こうやって起きて下さい。それは~という意味と、
~という意義があります」と説明したら、その生徒さんは、
「ソーリー」と誤って、もう一度寝て、きちんと起きてくれました。

そして、その時一緒にいた女性D.O.も、(私のプレゼンに
2人して来てくれた!)プレゼン時のデモに出てくれて、
起きるときには、教えた方法できちんと起き上がってくれました。

この2人の飲み込みの良さ!

きちんと説明し、納得してくれたら、
それをきちんとやってくれる。

日本でも、私のセミナーで何度言っても、
やらない人はやらない!この違い!

私は2つのことを考えてしまいました。

本当にレベルの高い人に教えることは意義がある。
また、レベルの高い人は、理解も飲み込みも早い、
ということです。

そして、私はつくづく、教わる側ではなく、
教える側になったのだなと思いました。

それはこの1つだけでなく、D.O.(それも年配のD.O.)の
やり方を見ていて、特に基本的なことが分かっていない、
または出来ていないように見受けられたからです。

きっと私が日本で教えていることをアメリカに
持って行ったならば、本当に歓迎してくれる
のではないかと思います。

分かってくれない人に教えるより、
分かってくれる人たちに教える方が
意義深いと思ってしまいました。

この2人のオステオパスは、私の解説と治療を受けて、
私のプレゼンを見に来てくれると言ってくれました。

最初は興味本位で聞いていたのが、みるみる
2人とも真剣になるのが分かりました。

日本の医師だったならば、こうはならない
(プライドが高すぎ)と思います。

しかし、一度認めてくれたなら、きとんと学ぼうとか、
礼儀をもってとか、しっかりしていて、日本人よりも
はるかに素晴らしいと思いました。

もう一人の高名なオステオパスに説明した時も、
フレンドリーに、かつ興味を持って、真剣に
私に質問し、見てくれました。

こういう体験をしてしまうと、いくら私が呼びかけても
学びに来ない日本の治療師より、アメリカの
オステオパスに教えたいと思ってしまうのは
仕方のないことでしょう。

日本でも、私の技術を一生懸命に学びたいと思って
頑張ってくれている先生もいます。

しかし、私から見て、そんなきもちじゃーなーと
思う人がいるのも事実です。