前に書いたように、環境の悪化は確実に来ていて、
昔では考えられないような身体になってきているのだ。
それなのに治療家は、あいもかわらず昔の人が
作ったやり方を続けていたり、またはもっと
ひどいのは、身体を揉んでごまかすやり方をしている。
そんなごまかしも、本当の疾患、難しい疾患
(一見単なる肩こり、体調不良に見えていたものも
そうなってしまう)が増えて来て、全く治らない、
いやそれどころか楽になったかんじすら
しなくなる日が来るであろう。
そういう時、そういった治療家は、どうするのであろうか?
旧式のやり方に、いつまでもしがみついて、
ただただ患者さんたちが離れていくのを
見守るだけなのであろうか?
それとも、手遅れになってから、あたふたと
技術を身につけるのであろうか?
高度な技術を、そんなに楽に身につけられると
思っているのだろうか?
否!
そんなことが出来るわけがない。
アリとキリギリスの話と同じである。
コツコツと努力を続けた先生のみが
人を救える技術を身につけるのである。
そして、そういう先生たちの治療を受けない人は
単に「楽になった」「軽くなった」と言って、
より深刻な身体になって、病気になっても、
もう手遅れである。