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悩める人へのメッセージ

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精神治療においては、色々な感情を扱います。

しかし、トラウマとなり、解消しなければならない
気持ちは、「恐れ」「心配」などの問題が多く、
怒りは大変少ないのです。

思うに、怒りはある意味パワーです。
「悲しみ」や「落胆」はエネルギーを失うことです。

そういうことの方が、その人により大きなダメージを
与えているというのが、臨床を通して良く分かります。

そして多くの場合、問題となって残ってしまうような
トラウマの場合、それにいつまでも引きずられずに、
きっぱりと切り捨てられたら楽になるということです。

そして、見方とか捉え方、考え方を変えたり
広げたり、切り替えたなら、人は楽になれるのだと。

その時にはたいてい自力でなんとかしようとせず、
人に相談したり、話を聞いてもらったりして、
考え方や感情を落ち着け、整理することができれば、
そのように気持ちに入りやすい、持っていきやすいようです。

そして、絶対にしてはいけないことは・・・

自分を見限ったり、否定しない。
自分を許してあげる、そして信じてあげる。

たまたまその時そうなってしまったからと言って、
今後もダメだと思わないこと。

「失敗は成功のもと」
それを糧に学んで、今後失敗しなければ良いのです。

昔ならば、失敗は命にかかわり、死んでしまえば
もうやり直せないことになるということがありました。

しかし今は、今回の試合で負けたとしても、
次の試合で勝ったり、優勝すればOKです。

本当にだめになってしまうことは、
一生を通じて何回もあることではありません。

自分の状況がどんなに悪くなったとしても、
1人きりになったとしても、あなたには死の時まで
付いてきてくれる仲間がいて、決して
1人ではないことを思い出してください。

あなたがどんなにつらく、打ちひしがれ、
生きる気力を失ったとしても、あなたの身体の中で
一分一秒でも生きようと頑張っている仲間である。

心臓は常に動き続け、肺は酸素を取り入れ、
脳も一生懸命働いていることを思い出してください。

あなたの身体はあなたを生かそうと、
一生懸命に働いてくれています。

言葉は出せなくても、ただただ
あなたの為に動いてくれています。

各組織は、個性を持った、違うものです。
それはまるで、サッカーチームや野球、
ラグビーのチームのように各自の個性を活かし、
「one for all, all for one」であります。

だから、決して自分を見捨てず、認めて、
信頼してあげて下さい。

以上は、私から悩める人たちへの
クリスマス・プレセントの言葉です。