ワールドセラピーシステム

急激に変えること

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今盛んにラ〇〇〇〇というスポーツ施設の
効果を宣伝しています。

また、少し下火になりましたが、レーシック。

ダイエットもさかんに言われていますし、
骨盤ダイエットでやせたというのもあります。

治療も即効をうたっているものもあります。

せっかちな日本人はすぐに効果を出さないと
注目してもらえず、またダメだという判断を
しますので、無理ならぬことと思います。

「成功の陰に多くの失敗あり」

多大な効果ありと宣伝されたものには、
陰にもっと犠牲があるのではないかと
考えてしまいます。

前に、レーシックに関して話をしました。

人というのは、筋肉をつけるにも
学力をつけるのにも、じわじわと時間をかけ、
しっかりと力をつけないと受験できません。

また、暗いところにずっといて、急に輝きある
日光の所に出ると、目を傷めますし、
極寒にいて急に体を暖めるとショックを起こします。

聖体の名人である野口晴哉先生は、その人の
性格を見抜き、この人はすぐに治してはいけないと
判断したら、ゆっくりと治していったという話があります。

つまり、状態は大変悪くて、自分が無理をかけて
身体を壊しているのに、それを考え直さず、
一回で治っても、自分の生活を変えず、
「また悪化しても簡単に治る」と考えてしまう時など、

本人がそういったことをよく考える時間が必要なら、
すぐに治さないということです。

昔ある先生が、こんな話をしていました。

足首を捻挫したプロレーサーを、普通なら
すぐ治らないのを短期間で治してしまい、
本当なら出られなかったレースに出た結果、
事故で亡くなったそうです。

その時その先生は、「本当は治さない方が
良かったのではないか」と悩まれたそうです。

だから、何でもかんでもすぐ治すのは
本当じゃないと思います。

ただし、治そうと思えば治せるだけの
技術は持っているべきだとは思いますが。