ワールドセラピーシステム

より深い感覚を得る

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我々は通常、肉体の感覚を使って
生活、活動をしている。

しかし、治療という行為を行う上では、
表面的な情報だけでなく、その中で
何が起きているかを知る為の、
もう少し奥の、もう一つ上の感覚が
使えなければならないのである。

それは、単に気のエネルギーが分かる
だけではなく、エネルギーの感覚と
肉体感覚を統合し、合わせて
使えなければならない。

Aランクレベルの治療家は、
それを知らずに使っている。

そのAランクでも、さらに上の先生には
それが分かり、意図的に使え、
人に伝えることができる。

その超Aランクは、ロバート・フルフォード先生、
ヴィオラ・フライマン先生、ベルナール・ダライアン先生、
そしてジェームス・ジェラス先生等だろう。

オステオパシーの修得過程だけではなく、
武術等においては、形から入って、
無形をつかむのであるが、それをきちんと
分かっている先生からしか学べない。

単に物理的、解剖学的知識しか持たない
先生からでは、永久につかめない、たとえ
その先生がすぐれていたとしてもである。

ただし、どんな世界にも天才がいて、
それに気づくことがある。

しかし、もし最初から、基礎の中にそれらを
組み込んで勉強していたなら、学生は
遠回りをせずに、高みに上っていける
のではないだろうか?

私はよくセミナーで、「私が与える感覚
=イニシエーションは、本や映像からは
決して学べないのだから、直接教えを受け、
体験することが重要なのである」と話す。

これは、出来るようになるには、実際に
指導されなければならないという意味だ。

実は、目線、意識、感覚、エネルギーを
合わせて使うことが最も大事であり、
あとは枝葉なのである。

枝葉はいっぱいある。

しかし、その幹は1つであり、多くの根が
地の中を走って、多くの養分を得ているのと
関係しているのだ。