私は、一昔前、治療において、自分の感覚で
どこが悪いかを見つけて治すというやり方を
していました。
それがずばり当たればすっきりと治り、
問題はなかったのですが、思った通りに
治っていかないと、だいぶ焦ったりしたものでした。
今から考えれば肉体的にのみアプローチする
だけでは治らないケースがあるので当然だったのですが、
そういうことを知らない時代には大変でした。
しかし、今ではローカリゼーションがありますし、
バイオダイナミクスもありますし、インパクションも
WTSもあります。
そして一番大事なNMRTによる検査法があります。
つい最近も、ある患者さんの体調不良で
タバコと出ました。
その人は禁煙していたので、近くでタバコを
すった人の影響かなと私は思ったのですが、
後になって、その人の家族の方が治療に
来られた時に、その人は治療の時にタバコと
言われて大変驚いていたそうです。
それは、何気なく、たった一本のタバコを
吸っていて、それが出るとは夢にも思わなかった
からだそうです。
やはり、頼りになるのはしっかりした検査法なのだと
改めて確信しました。