最近また(またです(笑))、木刀を1本入手しました。
それは鹿児島の名流「示現流」剣術が
練習時に用いるものです。
一般に木刀は真剣を型取っているので、
刀は丸みがありますが、鋭角に作られています。
しかし、この示現流の木刀は、木を打ち付けて
鍛錬するもので、平らになっているのです!
私はこのことを知らなかったのですが、
すごいなと思いました。
そして、形はほぼ直刀になっていて、
太く重さがずっしりとあります。
私は今10本以上木刀を持っていて、
各々その持ち味が違います。
セミナー受講生に、それらを握ってもらい、
感じ方の違いを知ってもらいます。
その微妙な感覚の違いを、身体の触診時に
活かしてもらいたいがためです。
居合刀は金属であるため、分かりづらいのですが、
木刀は木という生き物を用いている分、
より感じやすいためです。
何本も違う木刀を持つことで、
この感性を磨くことができます。