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機会があれば 1

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「身心を統一する」というのは大切である。

「心身」ではなく、「身心」なのであるが、
何故だか分かりますか?

ここで意味するのは、身体から整えていって、
心を整えて、「身心を統一」、すなわち
心と身体が一体感を持つことであり、
そこには、静寂、集中、無心、気力が
そなわるということである。

肥田式強健術こそは、集中して行うことを
続ければ、おのずとこの境地に入っていくのであるが、
そうでなくとも、日本刀を持って構えるのも、
非常に良いのでお勧めする。

日本刀を青眼に構えて、刀、身心をひとつにすると
下手な瞑想より、深い瞑想状態を作る。

もし機会があれば、真剣でなくても良いので、
居合刀を持って行うがよろしい。

ここにはいくつもの秘伝があって、それを
正しく行わねば、本当に統一体になりにくいのだけど、
その気になって構えても、なかなか体験できない
感覚が得られるかも知れない。

実は私は居合刀(真剣ではなくて)を
15年くらい前から欲しかったのだけど、
なかなか買えなかったのです。

良いものは6〜10万円ぐらいするので、
そのお金があったならば、治療に関係することに
使いたかったからである。

そして、ついに最近同田貫と言う刀を
一振り入手したのである。

木刀なら5本くらいは持っている。
そのうちの3本は大変素晴らしいもので
(1〜2万円します)、気の通りが良く
重心が取れやすいので、持ちやすいのであります。

さすがに高いだけあります。

木刀はもとは植物で生き物だったので、
気を通しやすいのですが、同田貫は
鉄で出来ているので、作った人の作り方で
気が通しにくかったり、通しやすかったりします。

私の買った同田貫はまあまあです。

おそらく本当に素晴らしいものは、

さーっと気が通っていくものと思います。

しかし、居合刀と木刀とでは、
持った時の感じが全く違うので、
単に振り回すより、構える方が面白いですね。