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合気

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時として、全く武術に縁の無いような人が
合気について書いているのをみると、
「アホかいな」と思いますが、

私自身、佐川先生の合気を受けたことがないので、
真実の合気は分からないので、実はコメント
出来る立場にはありません。

しかし、一応それなりにはやれますし、合気の
幾つかは分かっているので、少しはコメントしても
良いのじゃないかと思う次第です。

今回の診断セミナーにおいては、術者側が
しっかりと中心軸を作ること、姿勢を安定させないで
バランス悪く、不安定であると、それが相手に
伝播してしまい、良い検査ができず、テクニックにおいても
同じであることを説明し、何人かに体験してもらいました。

そして、あることをすると(とてもわずかで、相手も気付かない
程度のこと)、力が入れられなくなることを示し、
これが分かっていないと、筋力テストと言うのは
全く意味をなさないことを見せました。

この技術を用いると、柔道における崩しは
本当に容易になることも実演して見せました。

合気の技術は物を通しても行えることを示しました。

1人の先生に木刀を持ってもらい、私も木刀を持って、
相手の木刀に軽く触れて合気をかけると、本人も
重心が浮くのが分かり、横から第3者にその先生の
身体を軽くおしてもらうと、簡単に崩れました。

この辺は私が武道を勉強してきたことが、
大変為になっています。

身体を使う
人体操作を行う
相手を見る
相手を知る
自分を知る

これらにおいて、武術を学ぶことは
非常に有用、有益であると思います。

大体、治療を勉強するのに、治療技術だけ
身につけようとして、身体を使うことに
習熟しないというのは、かたよった栄養で
栄養不足となり、発育不全になるのと全く同じことです。

よく、「なぜ先生はそれが出来るのですか?」と
問われますが、そんなことは当然なことでありますね。