身体トラウマ治療を行っていると、
私はこれこそ究極のストレッチであると感じるのです。
それは、本人の身体が、身体を治すために、
色々な方向に行くからです。
それによって、筋肉はもちろん、関節、血管、
内臓も動かして、自己調整していくようです。
受けている本人は、ただ力を抜いているだけで
良いのです。
術者が、身体の望む方向に、望む速さで
動かしていくのです。
その為には、受ける側が力を抜くこと、
身を任せることが大事です。
でないと術者は、その身体の望む方向を
感じることが出来ないのです。
その点が一番難しいといえる治療なのです。
それが出来たならば、これは本当に
素晴らしい治療なのだと言えます。
身体を揉むなんということよりも、
はるかに身体がリラックスします。
大事なのは、あくまでも無理せず
身体の望む方向に行うこと、
苦痛を感じてしまうときには、無理して行わない、
そして治療後に、身体の状態がどうなっているか
再確認することです。
それが出来たならば、この治療を続けることは
意味があります。
ただし、私はこの治療をその日に行う必要性が
あるのかは、NMRTによってチェックします。
そうでなければ、どんな治療にも言えることですが、
こちら側からの治療の押し付けにしかなりません。