WTSの精神治療は、ほぼ間違いなく、
いや完全に、その人の核心をついていく。
そして、身体から出てくる言葉を本人に伝える。
すると、痛みが完全に消えたり、かなり軽減するのだ。
どうして完全に消えないかと言うと、それは
どんなに「このように考えてください」と言っても、
本人がそれをちゃんと実行しなかったり、
そのように考えきれないから、何も変わらないのだ。
だから自らがしっかりと自分で足を踏み出した時に
身体はきちんと変わり始めるのだ。
だから、我々治療家は、あくまでサポートにしか
すぎないことを心がける必要がある。
我々が「治す」のではなく、
我々は「治すサポーター」になるのだ。
以前より、何度も何度も言っていることは、
治療行為というのは、あくまで患者と治療家の
二人三脚で、どちらかが頑張るだけでも、
どちらかが頑張らなくても、やはり、その
最大効力を生まないということだ。
だから、当院に来る新患さんには、
しっかり治すのだという決心を持たないなら
来ないでほしいと話している。
しかし、決心した人は、頑張ってきてほしい。