ワールドセラピーシステム

唖然 茫然

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YouTubeの治療映像を時々見るのですが、
勘違いもはなはだしいものがあり、
「何を考えているんだ、こいつ」と
思ってしまうことがあります。

しっかりと言っておきます。

クラニアルテクニックという技術は、
オステオパシーの世界において、
一通りの技術レベルに達した先生が
学ぶものであります。

日本ではあまりに安直に
教えているところがあるようです。

教える方も教える方で、
学ぶ方も学ぶ方なんですが、
真実を知らないというのは怖いことだと思います。

何より一番迷惑が掛かっているのが、
一般の患者さんたちです。

単に小顔矯正レベルなら困らないのですが、
真剣に悩んでいる人には大変迷惑なことです。

バイオダイナミクスにおいてもしかりです。

いま日本で教えている日本人の内容は
全て知らないので断言できませんが、
ひとりよがりの、全くくだらないものを
バイオダイナミクスとよんで
治療しているようです。

それは、サザーランド先生が教えていたものとも
トーマス・スクーリー先生のものとも、
デニス・ブルックス先生のものとも、
ヴィオラ・フライマン先生のものとも、
フィリップ・デュレル先生のものとも、
当然ベルナール・ダライアン先生のものとも
根底から違うものです。

たんなる慰安の領域を出ない、
術者の思い込み治療以外の
何物でもありません。

日本のオステオパシーの現状は、
かつてカイロプラクティックの業界が
そうであったごとく、ぐちゃぐちゃに
なっているような気がします。

カイロプラクティックならば、
DDパーマーやBJパーマーの意思を
継いでいるものが、本当に正統だと思います。

クリアランス・ガンステッドしかり、
クレイ・トムソンしかりです。

しかし、クラニアルテクニックを学んだ先生でも、
私のところに来る勇気ある先生がいないのでしょうね。

はっきり言って、私はだいぶ「きびしい」でしょうから。

だから、「なあなあ」に教えてくれるところに行くのは
ごもっともということでありましょう。

もし、自分の技術をしっかりしたものにして、
多くの患者さんを治したいのならば、
自分の技術を、本当に人を切れる日本刀のように
変える必要があるんじゃないでしょうか?