ワールドセラピーシステム

無用なる権威付け

| コメントはまだありません

よくHPや出版物に、「私は?先生から認定された」とか
「?協会から認定されている」とか、「?セミナーを
何百時間受講した」とか出している先生がおります。

それが、自分の身元を明らかにする程度なら
良いのですが、「こういうことなので自分は素晴らしい」
みたいな表現をされている人もいるようです。

それは、その学んだ元の権威や能力が
自分にもあるように言うのは、お門違いだと思うのです。

私ならば、確かにオステオパシーの素晴らしい
先生方から、多くを学び、影響を受けました。

例えば、内臓マニピュレーションの、ジャン・ピエール・
バラル先生とかです。

しかし、内臓の治療に関しては、私なりの
考え方があり、また私独自のテクニックもあり、
「守破離」のうち、破→離になってきています。

もちろんバラル先生の内臓マニピュレーションの
おかげであると思うし、とてもありがたく思っています。

しかし、今の私は、内臓治療はすでに私の一部と
なっており、多くのテクニックのうちの1つに過ぎません。

自分が何を勉強してきたかという身元を明らかにする
という意味では外に出しますが、それで権威付けする
気はありません。

その教えてくれた先生の権威を
借りる気はないということです。

過去の偉大な先生たちは、むしろ自分が何を
勉強してきたかを隠そうとさえしているのが多いです。

野口先生しかり、肥田先生しかりです。

何百時間学んだも関係ありません。
へたすれば数時間でマスターしてしまった
天才の方がすごいと思います。

一番大事なことを、「過去に何を学んだかではなく、
今現在何ができるのか?」です。

ただ、教えていただいた先生方に礼を持って、
接することは大事であることを忘れてはいけません!!