治療中、「?してください」とか、
「こちらのベッドに移って、うつぶせに寝て下さい」
というと、急いで動いたり、「ちょっと待って下さい」
と言って早くやろうとする人がいます。
私の方は、何も「早くやってください」とか
「急いでください」とかは全く言わず、むしろ
「ゆっくり動いて下さい」「急がないで大丈夫です」と
言っているくらいです。
人は急いで動いたり、早く何かをやらなければと
焦らされる習慣がついているためじゃなかろうかと思う。
中にはのんびり屋さんがいますが、一般的には
「早く済まさなければ」という人は多いのだろう。
それはストレスとなる。
交感神経ばかりを刺激することだと思う。
だから時々窓から外を見たり、空を眺めて
お茶でも飲みながらぼーっとしてみる、
1時間のドラマを見る時間があるなら、
その時間を使えばよい。
昼間でも、夜でも出来ることだ。
どこか遠くへ行って、素晴らしい景色でも
見なければ、ぼーっとできないなんて言うことは無い。
誰でも、どこにいても出来ることだ。
神経や精神をオフにする時間を時々持とう。
たとえ数十分でも良いから。
神エネルギーを充電するということが必要なのだ。
集中、拡散、放散、静止である。
常に働かせて、追われているような気持ちが続くと、
精神がおかしくなったり、病気になったりする。
ゆとりある生活とは、何気なく、少しを
日々の生活の中で繰り返すことをまずやること。
そして物質的、精神的なゆとりを作っていくこと。
私などもめちゃめちゃ忙しいし、大変なのであるが、
ぼーっとする時間や、全く違うことに精神を
集中する時間は、持つようにしている。
つまり切り替えである。