ワールドセラピーシステム

技術、能力の深み

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人は何か便利なものに頼ってしまうと
大事なものを失う。

例えば、電卓を使っていたら、当然
暗算能力は落ちていく。

メールばかりに頼れば、字を忘れる。

コルセットばかりに頼っていると、
筋力が弱くなり、結果、腰痛は治らない。

一見遠回りのように見えることをやらねば、
身につかないことがある。

また、便利なことばかりやっていたなら、
持っている力も衰えていく。

「急がばまわれ」である。

人は苦労する手間を省くことで
能率を上げてきたけれど、それらが他の、
もっと大事な何かを失うという結果に
至らないように考えるべきである。

もちろん、便利なものがあり、それを使わないと
いうことは、もったいないことであるし、
大事な時がある。

私が言いたいのは、何かに頼りすぎてはいけない、
できるだけ、多くの方法を知る、やれるということである。

もし私達が、ライターやマッチ(今ではあまり使わないが)しか
使えないとして、どこかに迷い込んで出られなくなったら、

例えばジャングルや密林でも良いが、

火の起こし方を知らねば、そしてどんなものを
食べられて、それは食べられないかを知らねば、
すぐに凍えてしまうし、食べるものに困るということになる。