ワールドセラピーシステム

古いものは

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最近、アンティークとかビンテージとか言われる
万年筆を何本か手に入れた。

それらは今作られているもののような
完成度も安心感もない。

しかし、そのペン先の書き心地が、
今のものにはない良さがあるのだ。

そして、昔のものは、手入れや気遣いが必要で
あることを思い知らされた。

要するに、気を使ってあげないといけないと
いうことなのだ。

私はすでに60本もの万年筆を集めてしまったが、
そのおのおのが持つ書き心地や手に持つ感じ、
軽さ重さ、重心の位置、太さ、ごつい感じ、
繊細な感じ、きらびやかなもの、地味なものなど、
本当に千差万別なのである。

私は今、テキストを書いたり、本を書いたり、
ブログを書くのに、本当によく万年筆を
使わせてもらっている。

しかし、不思議と使いたくなる万年筆は
決まっているようである。

しかし、他のものを使ってみようと思う。
使い慣れると味が出ると思うからである。

1つものも固執せず、他にも出来るだけ目を
向けていきたいという思いを持つからである。

治療も同様に、1つのものにこだわることで、
他が見えなくなることは、避けていきたいと思う。

古いものは使えないもの、ということは
決してないのだと思う。

いや、むしろ味わいがある。

大事に使われ、今まで残ってきたものには、
他にはない風合いや魅力があるのだ。

万年筆で、約100年くらい前のものが
手に入ったのだが、これがまた他のどれにもない
魅力があるのだ。