ワールドセラピーシステム

やはり8分止まり

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よく「腹8分に医者いらず」と言います。

これはトレーニング、勉強、仕事全てにあてはまります。

実は治療においても同じです。

クラニアル・セイクラル・セラピーを創った
ジョン・E.アプレジャーD.O.も、
「頭蓋治療を全て治すようにしてはいけない」
「6?7割を治せばよい」とセミナーで言っていました。

人間の身体も全て、我々治療家が手を加えてしまうより、
少し残ることで、身体自らが回復する力をださせるのが
良いということなのです・

「自分のことは自分でさせる」です。

子供を教育する時も、大人が全てをやらず、
またはすべてを教えず、本人に少し考えさせたり
やらせるわけです。

それを、その機会を奪って全てその時に
消し去るのは、一見親切そうですが、実は
本人の為になっていないということがあります。

実は、そのことは、かの野口晴哉先生も言っています。

ただ、一般レベルの先生は、一生懸命に治療して
7?8割とれるとなる為、そんなことを考えないでしょうが。

しかし、治療も、また不必要にやりすぎてしまうなら、
やはりそれも、本人の回復力をそいでしまいかねないのです。
どこまで何をやるか・・・・です。

野口先生は、一回で取れるものも、数回に分けて
治療すると言います。

一回で治してしまうのは、本人の為にならずと
考えてのことでした。

つまり、本人になぜ健康を壊したのか、
どうすれば身体を壊さないかを考えるチャンスを
奪うことにもなる、

そして、すぐに取ってしまうと、自分の体調を安易に
考えてしまい、健康に対して意識を向けなくなるかも
知れないということである。

治すのに大変な思いをしてこそ、その重要性や
価値に気付けることがあるのだ。