ワールドセラピーシステム

テクニック・ショッピング

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しょっちゅう病院や治療院を変えて、
良くない、合わないなどの文句を言って
さまよう人を、ウィンドウ・ショピングに
引っかけて、ドクター・ショッピングと
いうのだけど、

治療家も、自信がなかったり、多くの資格を
意味なくとる女性のごとく、色々なセミナーに
出ている先生がいる。

そういう先生たちを責めるというブログではない。

私自身が、趣味で色々なセミナーに出ていることが
あるので、気持ちはわからなくないからである。

しかし、それをいつまでやっても、
結局は名人にはなりませんよ。

不安を大きくしていくだけで、テクニックは手にあまり、
使いこなすこともできなくなります(本当)

自分がこれと思うものや思ったものを
Dig on! (掘り下げろ!)とサザーランド先生は
言っている。

多くの技術を知るより、自分に合った技術を
使いこなすことである。

テクニックには、それぞれの長所、短所がある。
それを十分知ったうえで、自分のものとすることである。

使うべき技術には、エネルギー系のテクニック、
頭蓋治療、四肢関節の治療、内臓治療、脊柱、
軟部組織の治療が含められる。

もしメカニカルリンクを自分の戦力に
持ってくるとしたら、それだけで戦うのは、
私の経験上、無理である。

確かにリンクは、非常に素晴らしいテクニックである。

しかし、癒着した組織などに対しては
大変難しいことがある。また頭蓋治療だけでは難しい。

たしかにその原理を応用したら、内臓も治療できる
のだが、直接内臓を動かすテクニックと比べたら
足りないことがある。

カウンターストレインも、筋骨格の一面に対しては
非常に有効であるが、全てではない。

まあ、万能な技術はないのであるが、
もし、WTS以外に1つだけあげるとしたら、
バイオダイナミクスを上げたい。

これは、内臓マニピュレーション、CST、
カウンターストレイン、筋エネ、リガメンタス、
トラディショナル・オステオパシー、筋膜リリース、
メカニカルリンク等々、数えあげたらきりないくらい
テクニックを学んで臨床で使ってきた私の意見である。

もし、バイオダイナミクスを知らないならば、
少なくとも、

1.筋骨格(脊柱、四肢)のテクニックと
2.内臓(VMやメカニカルリンクにある)
3.頭蓋テクニック

この3つは押さえておくべきである。

この3つを持たない先生は、臨床では
非常に苦労しているはずである。

もししていないとしたら、あまり深く考えない先生か、
今自分のやっていることが最高で、他は必要としないと
思う人か、高級技法の修得をあきらめた人であろう。

ただし、それぞれのテクニックには、
風合いと呼ぶべきものがあり、
お互いの良さを高めあうものもあれば、
打ち解けてしまうものもあり、
その辺は十分考えるべきであろう。

そして、「システムの原理」に則った治療を行う。
これである。

エネルギーの治療は、クラニアルテクニックにも、
Vスプレッド、内臓マニピュレーション上級にもある。
もちろんバイオはそのかたまりである。

それ以外にも私は、いくつもエネルギー治療を持っている。

たとえば「シフト」なども、「ボーゲルカット水晶の
ヒーリング」もそうである。