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ダイレクト

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昔あるドラマ(今日から夕方再放送されます)で、
ある高校教師が陶芸家をめざし、始めたのが、

大学で経済学部に入り、経営を学ばねば、
陶芸家として食べられない、

そして、体力をつけるためにテニス部に入り、
陶芸の時に使う、おもちゃのようなロクロを
景品として手に入れる為にパチンコ屋に通い、

そうやっていく主人公からは毎回、
「違うと思うけどなー」と言われるシーンがあります。

人は、恐れや不安の為に、回りくどいことをやろうとします。
しかし、2点間の最短距離は、やはり直線なのです。

以前にも書きましたが、AとBという2人の友人同士が
武術の名人になろうと誓い合いました。

Aは流行の、有名な空手を選び、派手な動きや型、
スパークリングをやって、メキメキと頭角を現していき、
やがて全国大会に出て良い成績を出し始めます。

Bは地味だが、名人と評判の先生のもとについて
修業を始めました。

最初は、「何でこんな、武術と関係なさそうな練習ばかり
させるのか!」「あまり武術と関係ないことを、この先生は
いつまでさせるのか?」「友人のAは確実に実力を
つけているのでは?」とあせる。

しかし、Bの先生が少しづつ教え始めると、
今まで学んだものが次第に繋がりだす。

そのころAとBは久しぶりに会って、お互いに
実力を見ようとするが、BはAにはとてもかなわない。

さらに月日が経つと、Aは伸び悩み、スランプである。
後から来た若い体力ある選手に押され始める。

Bは武術と言うものを理解し始め、武術と言うものを
己のものにしつつあるようになった。

彼らは再会し、実力を試すと、BはAに対し、
怖さも劣っている感じもしなくなった。

Bは、自分はまだまだであるが、先に進んでいると思った
Aが、すでに眼中にないくらいのレベルになっていた。

もし、何かやりたいことがあるなら、大変と思っても、
思い切ってその中に飛び込んで苦労するのが良い。

迷って、回り道、道草をし過ぎると、
結局何も得られないということになる。