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治療家で良かった!

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夕べは身内が危篤と言う連絡を
夜に受けて、飛んで帰りました。

前日に誤飲してから体調悪化し、
酸素吸入器を使い、たんを吸い込む機械で
取り出すことをやっていました。

自分で食事をとれず、点滴をしていました。
呼吸もかなり弱くなり、ぜいぜいしていました。
微熱もあり、相当具合が悪そうでした。

見る限り、状態を聞く限り、確かに今晩は
危ない感じである。医師も夜9時ころまで
いてくれて、状態を見ていてくれたそうである。

本来はこういった話をするのも、表に出すのも
嫌なのであるが、治療の持つ可能性ということで
話しをしている。

周りは、今さら何をしてもダメだろうと言っていた。
しかし、私は治療を始めた。

まず「傾聴」によって、一番弱っている
悪いところを見つけ、BDFTにて治療をする。

これを繰り返し、頭蓋をチェックする。
酸素吸入器をつけた状態で治療をする。

SBS(蝶形後頭底結合)が、かなり左にスライドしていた。
それを、BDFTを使って、正常な位置まで持っていく。
それによって身体が変化したかを傾聴でチェックする。

特に身体が弱っている場合、ある所を大きく動かすと
その新しい状態に適応しようとして、またはついてこれず、
バランスを崩すことがある。

そこで見つけたところを再びBDFTで治す。

一通り、BDFTで治療してから、
あまり身体を動かせないので、
遠隔的にWTSを使って治療を行う。

ぜいぜいしていた胸も静かになり、
しゃべるようになったので、少し様子を見る。

再び呼吸が苦しいと言いだしたので、BDFTで治療する。
呼吸も正常化し、再び様子を見る。

腰が痛いと言いだし、BDFTで治す。
お腹が痛いと言いだし、BDFTで治す。

熱も下がり、呼吸も楽になり、タンもからまなくなったので
タクシーで家に帰ったのが、夜中の3時過ぎであった。

もし私が治療家でなかったならば、
本当にその日は大変なことになっていたかもしれない。
医者は、今夜が山であると言っていたそうだから。

私は自分の技術を自慢したいために、
これを書いているのではなく、

あきらめずに治療したなら、死にゆく人さえ
助けることが出来うるのだということを、
世の中の先生にも、一般の人にも
知ってもらいたいがためである。

私は寿命と言うのは天命であり、
その人がこの世でやるべきことがなくなったなら、
こちらの世界に戻ってきなさいと
呼び返されることだと考えている。

だから、誰が何としても、ダメなときはダメである。

しかし、出来ることがあれば
やり切りたいと思うわけである。

私が今回助けられたのは、「傾聴」「BDFT」
そして「ワールドエネルギーシステム WTS」
であると言いきれる。

昔、今から15年前に、ある縁があって、
寝たきりの著名な作家の家に行って
治療することになった。

その時には私は何も出来なかった。
オステオパシーで身体を動かすことは
不可能であったからである。

今思うと、その時にこれらの技術があったら、
もう少し何とか出来たろうにと悔やまれる。

しかし、人はその時出来ることしかできないのである。

これらのうち「BDFT」は、まだ日本では
全く知られてなく、「WTS」は存在すら
していなかったのである。

今学ぶ意思があれば、これらを学べるのであるから、
幸せなのだと思う。

ただし、勉強せねば、ないことと同じであるが。