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八光流

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大東流合気柔術から分派した柔術である。

大東流と言っても一般の人にはまったく
訳わからないであろうけど、天才と言われた
武田惣角師の創始した「合気」という技術を
不世出の天才である佐川幸義先生が
芸術と言えるレベルに昇華させたのが
「合気」であり「透明な力」と言われている。

「合気」とは何なのであろうか?

一般的には相手の力を抜く技術と言われているけど、
そんな一言でいえるほどの簡単な技術ではないのである。

私が理解しているだけでも、合気は

1.相手に力を出させない技術
2.相手の力が入る前に技をかける技術
3.相手の力を抜く技術
4.相手の先をとって、相手を不利な
体制にする技術

1の技術においても、「間の取り方」
「角度の取り方」「姿勢」「意識」等はあるのであり、
ちょっと考えただけでも、いかに複雑多岐にわたるのか
よーく分かろうというものである。

ちょっと八光流からそれてしまったけど、
八光流には「合気はない」けど、あるのである。
分かる人が見れば、あるのである。

だから、八光流も研究すべきなのである。

写真にあるのは、その道の人には有名な
「奥山龍峰旅日記」という本である。

これは昭和33年に第一版、昭和56年に
第二版が出ている。私は昭和33年版も持っている。

写真のものは、第二版で、古本屋で買えば
2?3万円はするというものなのだが、
写真の一番上の本は、古本で1万円と
安かったのだが、その本の下にある本は、
新しいもので八光塾本部で直接注文して
買ったもので、5000円で買えた!

初版は写真も多く、良かったのだが、
なんせ古い本なので、読むにはこちらが良い。

この本は読みものなのだが、武術的に
多くの示唆を受けることもあり、興味ある人には
一読を勧める。

この本には、武田惣角が柔道家にしめ落とされたという
話しもあり、持っていて良い本である。

それと、八光流には、平田内蔵吉氏の技術が
皇法指圧という形で伝承されて行われている。

この本も本部にて5000円で買える。

治療に興味ある人は買われたらいかがであろうか?

指圧を技術として用いるのは、この皇法指圧の
増永静人先生の「経絡指」が有名である。