ワールドセラピーシステム

野口晴哉著作全集第3巻

| コメントはまだありません

この前、私はこの本を、高額な金額にて入手した。
しかし、その内容は大変価値があるものです。

この中で言われていることは、我々オステオパシーを
行うものには直接関与しない。第一、今の
オステオパシーは、野口先生が勉強された時代とは
全く、全然違うものであるからだ。

しかし、それでもなおこの本は勉強になるし、
また多くの治療家(志ある先生)には
大変有意義な内容である。

これが、この本を持っている人しか
分からないというのは、大変残念に思う。

はやり、というか、当然というか、
野口先生は、昔の治療術から健康法、例えば
岡田式静座法や江間式鍛練法、川合式強健術に至り、
カイロプラクティック、オステオパシーなども
勉強されているのだ!!

そしてその当時の有名な治療家との会談、会合を
行っており、それが記録されており、その内容が
この第3巻には出てくる。

こういう内容を読んでしまうから、野口先生関係の
書は今非常に高額ない値がついているのだが、
買わざるを得なくなってしまうのが私の現状である。

しかし、「書」というものがやはり貴重なもので
ある理由は、やはり線であり、その必要とする人の
ところに来るのであろう。

今私が一生懸命に仕事して得たお金は、
野口先生の本を買うためか、とか思ってしまう。
まあ道楽(?)もこの位にしておかねばならないか。

野口先生の技術は、残念ながら、全く私には
必要ではないものではある。

しかし、「治療家の心」という意味において、
これほど勉強になるものはないし、また、いかに
オステオパシーの本が翻訳され、出版されても、
この治療家としての精神のありようを勉強する
という意味においては、これに匹敵するものはないと
私は言いきる。

オステオパシー、多くの治療の本、整体の本、
カイロプラクティックの本を持つ私が言うのだから
間違いない。

本当に全集の一部でいいから、一般の人が
入手できるように本が出されることを望む。

この本を持ち(持つべき人が)、勉強したなら
得られるものは大きいだろう。