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精神治療症例

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こういうことがあった。

ある患者さんをNMRTで調べると、
この3週間くらいでストレスがあったと、
それを身体が治してほしいと言ってきた。

精神治療には色々な方法があるが、
この場合、過去を振り返って、その時
どうすればもっと良かったかを考えてもらう
のであるが、本人は、その時はコトを
尽くしたので、何も変えることは必要ないという。

何度NMRTを行っても、これを治療する必要があるし、
違う考え方をする必要があることがわかった。

その方は、その出来事を具体的に話してくださったので
内容が良く分かった。

それによると、その時自分は短時間で最善を尽くした。
そして相手にも大変喜ばれたので、あの時の自分は
よくやったし、それ以上の方法は思いつかない、
何もアドバイスしてやることは無いというのである。

それで、NMRTは、それが良くないと反応した。
私は身体から情報を引き出し、それを伝えた。

あなたは無理をしてそうやった。
相手のリクエストに短時間でこたえようと
無理をしたけど、身体や潜在意識はそれを
望んでいないし、相手は喜んでくれたと言ったけど、
もしあなたが自分の生活に無理をかけてまで
そのようにしたことを知ったとしたら、
本当に喜んでくれたと思いますか?

もしそのような人なら、付き合う価値がないと思います。

だからその時は、相手中心より、あなたが
こうしたらいいのではないかと思うことを
やってあげたら良かったのではないですか?と言ったら、

「確かに、もしまた同じことが起こり、
ーまた起きると困るのだけど、嫌になるでしょうね」と
言っていました。

つまり、その時最高の出来栄えを思ったことは、
自分に対して、決して最高とならないし、また、
身体や心に無理がかかり、負担になってしまう
という、いい例として、

今回の治療から、私自身勉強になりました。