精神治療をしていて、この優柔不断な気持ちが
身体を悪くしてしまう、または精神に悪い影響を
与えてしまうという人たちがいます。
そんな時には、こう考えてくださいと
患者さんに説明します。
優柔不断になるのは、自分がやったこと、
選んだことが、悪いことになるんではないかという
心配や不安があるから、決心できない。
その時は、自分の基準となる考え、気持ちを
もとに決断を下し、迷わない。
つまり、もし今の自分が下した決断によって
悪い状態が起こり得ようとも、未来の自分を
信頼して任せればよい。
未来の自分は、きっとうまくやってくれると
思うことである。
また、未来に悪い状態が起こったとしても、
過去の自分を信頼し、その時の自分が決断したのだから、
そして今の自分を信頼してくれた過去の自分を信頼して、
「よし、任されたぞ」と思うこと。
今の自分も、未来の自分も、
お互い信頼すればよい。
と、考えてみてはいかがですか?
どうですか。皆さんも、このように考えたら、
優柔不断で困る自分が変われませんか?