R.フルフォード先生が唯一書き残した本である。
私も何度も取り上げてきたので、
タイトルくらいは皆さん知っていることと思う。
知らない人は、特に治療家の先生は、
「必ず」読むべき本であると思う。
多くの示唆が含まれているからだ。
その考え方は全く古くなく、これから先も
それを知っているべきであると思う。
今、私は今度の日曜日に行う
「フルフォードセミナー」の為に、
色々な資料を見直していることろであるが、
やはりこの本は特に重要である。
改めて読み直して分かったことがある。
フルフォード先生は心の問題、トラウマが
健康に非常に影響しているとしながら、
その治療法を持っていなかったし、
やっていなかったということである。
身体からのアプローチは素晴らしかったが、
ここに対してどうアプローチするかは
考えていなかったのだろうか?
残された資料では十分には分からない。
しかし、フルフォード先生が精神の問題を
非常に強調されていたのは事実である。
いま私にはWTSがあり、その中に精神治療を持つ。
そして、それは確実に成果を上げている。
まだまだ進歩させなければならないだろうけど、
そのツールとしての下地は作り上げたつもりである。
精神の問題は、野口先生も言っており、重要である。
フルフォード先生は「いのちの輝き」の中で
こう言っている。
「身体に症状がある人は、自分の過去からの
感情体験をじっくり振り返る必要があるという
ことを覚えておいてほしい」