私が以前から主張していることは、
人体は筋肉や骨、膜の固まりというよりは、
液体であるということです。
たしかにスティル(オステオパシーの創始者)は、
膜の重要性をうたっており、
それは間違いのないことであります。
しかし、筋肉、骨、膜なども、
基本的には液体が形を変えたものであると
考えてよいと思います。
例えば、プリンを作るときに、
液体であったものが、冷蔵庫に入れておけば
個体プリンとなる。
ゾルとゲルの変化ですね。
「人は固体として扱えば、固体として反応し、
触れている人に、固体としての姿を現す。
液体として扱えば、液体のように体はふるまい、
その姿は液体として触れている人の
手の中に姿を現す。
同じく、エネルギーの固まりとして見て、扱えば、
人体はエネルギー体としての姿を
我々の前に現して、反応する」
ーShigeru Tajiri
であります。
FATやWTSでは、
エネルギーとして体を扱い、
BDFTでは液として、また
エネルギーとして人体を扱い、
三次元テクニックでは、
人体を固体として扱います。
だから、人体全てに関わるならば、
これら3つのアプローチは必ず必要で、
3つがなければ、つまり
人体に対してのアプローチが
かたよるということであります。