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自己暗示?恐いですよ!

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よく子供たちは、親が心配していることをやる、
やってほしいといくら言っている事より、
その心配の気持ちの方が子供に通ってしまうものである。

真似してほしくない事を真似るのである。

もし、親が子供に何かあり、風疹じゃないかとか
この子はアレルギーかもしれないと不安がっていると
その方向に行ってしまうことがある。

子供は自分より頭が良く、力のある大人がそう思うのだからと、
そのような気になってしまう。

親は早く良くなってほしいと願う反面、
心の中で重症になったらどうしようとか、
体調不良が長引いたらどうしようかと思うなら、
治るという気持ちより悪くなる方へと行ってしまうことがある。

子供の心に、体調が悪くなったら弟より自分の方に
親が注意を払ってくれるのじゃないかと
潜在意識に植えこんだり、

親が「?ちゃんは、調子が悪かったのだから、無理しなくて良い」とか

「体調が悪いから、ここにぶつかって壊しても仕方なかったんだ」

とか言うものなら、子供の心に体調が悪ければ、
そういうマイナスなことをしても大目に見てくれる、
とかの気持ちを植え付け、それが大人になっても
潜在意識が常に体調が悪くなろうとすることを選んだり、
体調の悪いことを手放せず、いくら本人が良くなりたいと
考えたり、周りの治療者が努力しても、
また悪い方に戻ってしまうという事をしてしまう。

これがあると治療者も本人も大変な目にあってしまう。

だから、患者さんにこういう潜在意識があることを
術者が見つけたら、この心理を早く解除せねばならないのである。

私の治療院に通い続けている患者さんは

「去年よりずっと花粉症が楽で気にならないくらいだ」とか

「今年は大丈夫ですね」と言ってくれる。

もし花粉症を持っている患者さんがくると
アレルギーを花粉に対して持っているなら
そのアレルゲン全てを取り去ることをやる。

しかし、大多数の患者さんは暗示や思い込みを
持っているので、わざと窓を開け、外気をあてて
症状を出してもらう。

あるいは花粉症のある方は、治療にくる日は
絶対に薬など飲まないでくるように言っておく。

そして自己暗示を解いてやる。

そして私は「今、花粉の症状はどうですか?」と聞く。

「あれ? 大丈夫です」

「これで治療終わりです。まだ出るようでしたら、
どういう条件で症状を出すか憶えておいて下さい。」
と言って終わり。

「あなたも物好きですね。流行に乗り遅れまいと
周りの人と同じように花粉症にならないと
気が済まないのですね!」とか、

「本当にあなたは付き合いが良いのですね。
それじゃ、赤信号、みんなで渡れば恐くない。
そしてみんなと一緒に車にひかれてしまいますね!」

と言って冷やかしたりします。

そうして、その患者さんがもう付き合いは
止めだと思ってくれるなら、それで良いのです。

それで本当に花粉症とおさらばできます。

多くの人は思い込み、潜在意識のマイナス要求、
自己暗示により、自分がどうしようもない状態に
がんじがらめにしてしまっているというのが私の印象です。

こんな事に薬を使ったり、治療家が

「うん、アレルギーを治してみせますよ」

と気張っても何の効果も出ません。