今回貴重な道具を入手しました!
それはカイロプラクティックの
テクニックの1つである仙骨後頭骨テクニック
と言われるSOTの中で使われるブロックというものです。
私の聞いた昔話ではSOTの創始者である
M.B.ディジョネットD.O.はオステオパシーの
クラニアルテクニックの創始者である
W.G.サザーランドD.O.の元で勉強していたけど、
既にオステオパシーの世界でクラニアルでは
自分は名が有名になれないと思い、
カイロプラクティックの世界に
クラニアルテクニックを持ち込んだそうです。
それによってディジョネットの名は有名になりました。
左側の1組は以前に使っていたものです。
右側の1組が今回入手したものです。
今ではもうこのテクニックを使うことはありませんね。
私は優れた治療道具を集めるというのも
1つの趣味ですので、手に入れてしまいました。
見てお分かりの通り、
今回入手したブロック(SOTで使う道具の名称)には
ディジョネットブロックというプレートがついています。
このブロックを使うSOTをやっているカイロプラクティックの
先生方は今もいると思いますが、この道具の
特殊性を知らない人も多いのではないかと思います。
それはこのブロックが「+」、「?」の電気の極性を持っていて
その人の体の状態でどちらをどっちの骨盤に入れるかを
変えるそうです。
少し一般の人には難しい話ですが、
「+」と書かれたブロックは後方腸骨に使います。
後内方変位です。
「?」と書かれているブロックは前方腸骨又は
外方変位した腸骨に用います。
ディジョネットの教本を見ると人間の
指には示指は「+」、中指は「?」、
薬指は「+」小指は「?」等の極性を持つと出ています。
上の写真を見てもらうとわかりやすいのが
示指で一方のブロック示し、第3者に筋力テストを
してもらうと1つのブロックは強く、もう1つは弱くなります。
これは正しいブロックです。
偽物又は間違った組み合わせだと
「+」、「+」の1組みや、
「?」、「?」の1組となってしまい
ブロックの効果は弱まります。
又上の写真をみてもらう通り、
ビニールを止めているビスも極性を持ちます。
ブロックをお持ちの先生はブロックを平らなテーブルに
おいてもらうと分かるのですが、ブロック自体は
水平ではなく、平らなテーブル上では不安定です。
これは第1次呼吸運動を妨げない為だそうです。
そして、この技術はディジョネットが治療セミナーで
教え始めたとき体調不良になる人が出てくるので、
頭蓋単独で治すのは良くないとブロックを使って
脊柱骨盤を治す治すことを考え
教えたのだという話を聞きました。
それはそうです!
頭蓋治療は単に頭だけが
バランスされれば良いというわけではなく、
体全体として調和されなければなりません!
まぁ、しかし、使わなくなったとは言え、
昔は大分お世話になった道具ですので、
特別バージョンも記念に入手したというわけですね。