ワールドセラピーシステム

顎関節問題(TMJ)

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「顎関節の徒手理学療法」
カイ・バルトロウ著

という本が出た。

まあ、こういう本が出版されるということは、
やはり世間では、顎関節問題に対して
強い関心があるのだろう。

力学的に治療するという意味において、
大変良く書かれている本である。

この分野に興味ある先生は、
ぜひ一冊は持っていただきたい(笑)

ただ、惜しむらくは、頭蓋治療のアプローチが
抜けていることと、歯自体の矯正法及び
下顎骨上顎骨自体のゆがみを矯正する
手段が出ていないことである。

そして、アレルギーの問題によって、
口の問題が起こり得ること、

精神の問題を鑑みずに、
顎の関節を中心にか書かれていることである。

私はこの本を鵜呑みにしてこれを行う先生が、
失敗することでTMJの問題をあきらめることに
危惧するものである。

この本を参考として学ぶのは大変良いけど、
これのみでは十分ではないということであり、
去年私はTMJ治療のセミナーを行い、
大変好評であった。

約束しよう。

今年は新たなTMJ矯正法も含め、
アレルギー、出来うれば精神的関与の問題、
歯自体の位置矯正を含め、それに合わせて
骨盤を治療するというセミナーを開催することを。

このセミナーの予定を発表するまで少し待ってもらい、
是非とも多くの先生に参加してもらいたいと思う。