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失認症

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私は時として、臨床でこんな症状の人が
治っているという話をします。

しかし以前にも書いたように、
私自身はそのようなことをあまり話しません。

しかしこういう話をすることで、
このブログを読んでくださる方に対して、
少しでも希望を与えられるならと思い、
ここで公表することにしました。

失認症は、認知症とは違うものです。

何か思い出そうとしたときに、
そのことが全く思い出せなくなるというものです。

年齢には関係しません。

何年も前からこの症状が出ることに
悩まされている人がいました。

この患者さんはもともと腰痛やアレルギーの
治療を目的として来られましたが、
4回くらいの治療で、この失認症の症状が
ほとんどでなくなったことを
大変喜ばれておりました。

何をしたかを言うと!

最初の2回はほとんどWTSの精神治療と
アレルギー治療、あとはBDFTによる全身治療
及びBDFTのクラニアルテクニックである。

何のことか、聞いても全く分からないでしょうが(笑)

ただ分かっていただきたかったのは、
一般的に非常に難しいと思われる症状でも
よくなりうるということです。

数回で治ってきているのが大事なのではない。

そういう症状を持つ人々に
望みを持ってほしいと思っているのです。

もちろん、たった一例を持って
治せると言っているのでもない。

我々治療家の治療は、
単に腰痛肩こりぐらいの症状を治すのではない!

今の医学の足りないところを補いえるだけの
可能性を秘めていると言いたのである。

だから、治療家も患者も、電気をかけてマッサージして
ボキボキやるのが治療なんて思ってほしくないのである。

我々はもっと高い可能性を求めて勉強し、
努力していかねばならないし、

治療は無限の深みを持つ、
一生をかけて学んでいく価値のある仕事なのである。

だれか作家さんが、治療家の世界を描いた
小説でも書いてくれませんかね?

スポーツマンもアスリートも、競技者も、
格闘家も、もまれて筋を伸ばされて、
それが体の調整をされているなんて、

そんな浅はかな考えをしないでほしい。

真実の、本当の治療とは、
そんなものではないのですから。