ワールドセラピーシステム

おしい!かな?

| コメントはまだありません

三次元テクニック、これは自ら言うのも
何ですが、大変素晴らしいテクニックであります。

ただし、これを行うには私のベーシックゼミなどで
きちんと基礎を積んでいる人でなければ、
大変に難しいのだとつくづく思います。

そして、手の絶妙なるコントロール力と
解剖学的知識が要求されます。

しかし、このテクニックは、最初は傾聴能力の
高さか、NMRTの正確さのどちらかを持って
いなければ使えないだろうと考えておりました。

ところが、前にも発表したように、誰でもが
練習すれば容易に診断できる方法を考察しました。

それがあれば、その症状を出している所を
治すべきか、あるいはその原因となっている
所が他にあるのかを見つけ出すことができ、

しかも、それがいくつかあった場合に、
どれがメジャーかを創り出す方法も
考え出したので、これは広く一般に
公開できると思っていました。

残念ながら一般公開は辞めましたが。

しかし、私自身これが私一代にて残さないのは
あまりに残念であるという気持ちから、
実は一部の熱心な有志のみに22、23日と
伝授会を行いました。

全員がその効果の高さを実感していました。

三次元テクニックはその効果の及ぶ範囲から、
到底2日間で全伝授できはしませんが、
それでも骨格系は全て伝授しました。

私の解説の中で、三次元テクニックは
今までのオステオパシー技法でも
最高峰のものであると説明しました。

これは内臓、頭蓋、四肢関係、脊柱、
神経、血管系の軟部組織全ての
治療を含みます。

ただし、三次元はBDFTや
頭蓋骨盤テクニックのような
ことはできません。

このテクニックが何故、それ程凄いのか
というのは、1ヶ所の問題部をコンタクトして、
その中にある全ての関係を正常にできる
ことが凄いわけです。

つまり、膜のひきつれ、血管、神経の問題、
関節の位置の不正を同時に治します。

そのことにより、長い間病変であった所は
活性化し、神経の働き、血流がよくなり
弱った組織を回復させて、

なおかつ骨内病変のある骨にも血流が
回ることで骨自身が正常な弾力を取り戻します。

その段階でもまだ治療が終わりません。

その組織、内臓や関節が本来持っていた
軸、他の組織と関係する軸の歪みを
再構築します。

それは、構造上の軸と機能軸であります。

それにより病変組織は正常化されます。

今まであるオステオパシー手技には
治療を行ったら回復を待たねばなりません。

しかし三次元テクニックはその場にて
機能を正常化に向かわせます。

それがいかに凄いことなのかは
体験した先生と、オステオパシーを
深く学んだ者にしか理解できないかもしれません。

今回は三次元テクニックの可能性
ということで、1つのデモンストレーションを
行いました。

TMJの問題のある先生でした。

私の検査で右の下顎骨が内側に
入り込むような下顎骨の変形を持っていました。

三次元にて下顎骨のその歪みを治し
同時にその周辺組織の関係する異常を
正しました。

その時の結果は、もちろん噛み合わせが
良くないのと、頚及び全体の歪みが
良くなったこと、目が非常に良く見えるように
なったという感想でした。

何度も言うように三次元は今年私が
生み出したばかりなので、開発途上の
技術ではあります。

しかも私は同時に多くの作業をしている為、
なかなかこの技術にのみ携わる時間は
少ないのが現状で残念なのですが、

少数の人にこれを伝えられたので
本当に良かったです。

来られた先生方は是非、2回目を
やって欲しいと要望されていました。

それは取りも直さず、このテクニックを
学ぶということが、自分の感覚能力を
含め、治療できるテリトリーを広げ、

解剖学的知識を高め、自分をオステオパス
としてより高い所に持っていくことが
できると実感された為です。

私は今でも不思議な体験をしているのですが、
人に教えるということを始めてから、それまでは
自分が他のテクニックを学ぶことしかやって
いなかった時代にはあまりなかったのですが、

新しい技術のアイディアがまるで天啓のように

「パッ」

と頭にひらめてくるようになったことです。

これは自分の得ているものを自分だけの
ものとはせずに人に伝えるという行為が
善の行いに繋がり、そういうものを天から
与えられている気がして仕方がありません。

現に「シフト」ができるようになった時に
ある高名なオステオパスから、
そのように言われています。

ここで一番注意をしなければならないのが、
「慢心」しないことでしょう。

私はまだまだ自分は未熟という
気持ちがあるので、慢心している暇はないので、
今はまだ大丈夫と思っています。(笑)