ワールドセラピーシステム

いかなる治療においても

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私が今までブログに書いてきた治療というものは、
どのような方法であっても、結果的に、

触診において異常組織がなくなる、
姿勢分析は変化し、傾聴反応はない、
そしてNMRTで調べても異常なし、
またはその日の治療で何かをする必要性がなくなる、
ということである。

だから私がやっていることは、患者さんのためになっている。

治すための治療行為であると自負するなら、
以上の項目をすべてクリアーするべきである。

それらを確認することもなく、ただ患者さんの主観的感覚、
つまり楽になったとか、良くなった、もしくは治療家の自己満足によって
その日の治療を終わるというのであれば、それは欺瞞に他ならない。

ヒーリングであれ、マッサージであれ、カイロプラクティック、
オステオパシー、鍼灸であれ、私が上記に示した検査を
すべてクリアーしていくのでなければ、治しているとは言えない。

私が時として患者さんに言うことがある。

ある人が治療に来られ、腰痛を訴えていたとする。
そしてそれらを治療していき、8回目で良くなった、
つまり、腰痛を感じなくなったとする。

その治療家は、その患者さんに、
主訴がなくなったので治りました、様子を見て、
調子悪かったらまた来てください、というとする。

しかし、その人は夜充分眠れず、気力はなく、
いつもおなかの調子が悪いという症状を持っていたとする。

腰痛はよくなったとして、それらの症状を残したままであったなら、
その患者さんは健康になったといえるのであろうか?

もしかしたら、腰痛がつらくなったのは、体のバランスが
本当に崩れだし、何か重症な病気への前触れとして
身体が訴えたものだったとしたら?

その時患者さんを健康にするために、
腰痛がなくなっても、まだ体はよくなっていないから
通いなさいと言って治療を続ける先生と、どちらが正しいのだろうか?

私は何度も言っている。

その人の表面に現れた症状、つまり自覚症状だけに
こだわる治療は、本当に治療なのだろうか?

私は修理屋さんではありません!
その患者さんが健康的で、体に対して不安を持たずに
生活していけるようにする治療家であります。

だから、本人の訴えている症状の裏側に何があるのかを
調べていき、それらに対してアプローチするのだと言っているのである。

だから、ヒーリングにしろ整体にしろオステオパシーにせよ、
それらが患者さんを健全にしているというのであるなら、
前述した検査法を身につけて治療にあたり、

確かに自分のやっている治療行為が患者さんを幸せに
導いていると認識できるようにすることが、
患者さんに対する自己の職務を果たすことに
なるのではないかと言っているのである。

少なくとも、クライアントとかお客さんとか言って、
自分の施術に対し責任を回避することは、
もしその術者が自分の行為を「治療」だと認識するなら、
やめるべきであろう。

私は「患者」という。

そして、体を健康で、悪い症状を治してもらいたいと
思っている人たちは、自分が受けている先生たちが、
自分を何と呼んでいるか聞けば分かるであろう。

もしその術者が治療し、本当にその人を何とかしたいと思ったら、
時として厳しい言葉使いがあってもしかるべきと思うことである。

いつも笑顔を絶やさず、怒りもしない(必要がなければ
私もしませんー笑)なら、この先生は本物かと受ける側が考えるべきである。

揉まれれば満足というのなら(体は確実に良くならない、
時として壊れる)、世の中にごまんとある、つまりほとんどの
治療院、サロン(私はこの名前は治療にはつけないと思っている)、
整体院、整骨院、等々に行けばよろしい。

しかし、本当に体を治したいと思うならば、
数少ない本物の治療家のところへ行かなければならない。