ワールドセラピーシステム

世界は違えども

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私のところに、劇団をやっていて、なおかつ
俳優を育てるスクールをやっている方が来られています。

その方が、「今の若い人は、自分から役を煮つめていくということが、
なかなかできないですね。

例えば最近はユニセックスと言うのが流行っているのか、
若い女の子は短いスカートで、平気で男の人のような
格好で座るから、下着が見えるのに、平気です。

そんな人に、女性らしい役を1か月半後に劇でやらなければ
ならないから、急に女性らしくと言っても出来るわけがないのです。

役者は普段から、色々な状況に自分を置いておくことが
必要なんですが、それが分からなくて、出来なくなって
きているんです」という話をされました。

私は当院に勉強に来ているスタッフに言います。

ここにいる間の3年間は、最低でも治療院にいるときには、
治療家を演じなさいと。

できたら、仕事が終わって家に帰って普段の状態に戻っても、
治療家の心を維持しなさいと言います。

それを3年間、治療の勉強、治療家としての心構えの勉強をし、
その意識を持つことで、身も心も、本当の本物の治療家に
なっていくと言っています。

私はその方に言いました。

私は凡人です。天才でもなんでもありません。

そんな人間がより難しい疾患を抱えている人たちを助けるためには、
自分と同じ年齢の男性が経験したり、学んだり、遊んだりしてるのを、
同じことをやって、一流になろうなんて、できません。

だから私は普通の男性のやっている、使っている時間の多くを
治療に関係することに使っているので、ある意味、
常識を持っていませんし、また、持ちたいとも思っていません。
ただ、非常識で人に迷惑をかける人間になってしまうのも
いけません(笑)

もし、今の私が、他の先生がなしえないような境地にまで
到達することが出来るとしたなら、そういう想いによるものだと思いますね。

今の日本の中で、治療の勉強を行っている人の中で、
私のような治療バカな人間に、ぜひ私の技術を学んでほしいと思う限りです。

中途半端はダメです!

強い意志をもって勉強を続けていただきたいと心より思います。

そんな治療バカが増えたら、世の中で苦しんでいる人は
もっともっと減るのだと思います。