昨日は80過ぎの患者さんが、
腰が痛いということで、治療に来られました。
その前日から立ち上がるのが辛くなったそうです。
私がNMRTで調べると、精神の問題と出ました。
さっそく、次々に精神の問題を治療してから、
立ち上がってくださいと私は言いました。
最初は座位で治療するためです。
問診では立つ時に痛むと言っていました。
治療を始めて10?20分くらい経っていたので、
様子を見るためもあって、立っていただくと、
「あれ、痛くない!痛くないですよ?」と言うので、
「今私は腰の為の治療をしていたのですよ。
あなたの腰の痛みは、過去の出来事と、
それに関係する、一見同じではないが、心理的には関係ある出来事、
それと同じ感情を持った最近の出来事のつながりが、
症状となって出ていたのです。」と話しました。
「私は手技で今の腰痛を治すことも出来ましたが、
それは原因を治していないので再発します。
だから今回痛みを出した原因を探り、治しました。」と説明すると、
「なんで私の過去のことが分かるんですか?」と聞かれたので、
「私はあなたの身体を通して、
潜在意識の声を聞いているから分かるんですよ。
ただし、今の症状を治すために必要な最低限の情報だけです。」
それでも患者さんは、不思議だ、すごいですねーと言っていました。
私は、その患者さんに、
「人は、調子が悪くて痛みがあるときには、私が動いても良いと言っても、
自分から辛い動き、嫌だと思う動作はしないものです。
ところが、どうも痛くない、治ったのではないかと思う時に、
私の方から言わせたら、もう少し辛抱してくれたら、無理をしないで
いてくれたらちゃんと良くなるのに、という状態で、動いてしまうのです。
その時、たまたま完全な状態であったなら問題にならないのですが、
そうでなかったら、再び痛くなります。
だからその時こそ、無理をしないようにして欲しいのです。」と言って、
「帰りは楽になったからと言って、余計な買い物をして
重いものを持つなんてしないでくださいね。」と言って治療を終えました。