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最高峰

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私は最近ある本を注文しました。

「精説 沖縄空手道?その歴史と技法」 上地完英 監修(1977年)
と言う本です。

8?10万円はする本ですが、6万円で手に入れました。
1300ページ位ある本です。

しかし、世の中にはもっとすごい本が存在します。
最高値はな?んと約180万円です。
最も安くても12万円はします。

タイトルは「空手道?専門家に贈る」 江上茂(1970年)です。
江上先生は、その昔日本最強と言われていました。

空手の突きは本当に一撃必殺か、色々と試したようです。
しかし、実際はそうではなく、むしろ素人の突きはかえって
強かったりしたようです。

そこで何故どうすれば最高の突きとなるか色々研究したようです。

江上先生は日本に最初に唐手を沖縄から持ち込み、空手に名前を変えた
船越義珍先生の弟子であり、松濤館空手の指導者でありましたが、
それまでの松濤館空手とは全く違う形になり、今は分かれたようです。

江上先生は、2階から下の道を通る人の後ろ姿に向かって、
「こちらを振り返れ」と心の中で念じる実験等、色々やったようです。

しかし、自身の体を壊され体調が悪かったので、弟子の青木宏之先生に
研究を受け継いでもらったようです。

青木先生は楽天会というグループを作り、徹底的に武を極めてったそうです。
そこでたどりついた極意をもとに「新体道」という新しい団体を作りました。

青木先生は「遠当て」と言って離れたところからタイミングをみて気合をかけると
相手が倒れるという技で有名な先生です。

その青木先生に、江上先生が日本にある全ての空手の型を集めてもらい、
その型を一冊にしたのが前述の本です。モデルは青木先生自身です。

それを知っている武道の先生やマニアにはものすごい価値を持つため、
非常に高額です。ましてや一般向けに売られた本ではありません。

私も多くの武道書を持っていますが、最高値が180万円もするものはありません。
普通は12万円であり、それでも高額な書であります。
今回私はこの2書を入手しました。

まずまず、武道に関しても、私はかなり貴重な本の、ほぼ全て(と思う)を
持っているということになります。

私はよくゼミで言うのは、どんなジャンルであれ、体を使うものであれば
その姿勢と姿を研究しなさいと言っています。

力の抜き方や重心のあり方等、非常に重要で、多くのそういう人達を見ていると
自分の目が肥えてきて、患者さんの姿を見る目がかなり変わってきます。